立山 2012年9月22日

 今回のルートは左図のように室堂から一の越を通って雄山へ登る標準的なコースである。左の写真は雪が積もっているが実際はもちろん夏山なので雪はない。

室堂

 室堂を出てから約40分くらいでの一の越についた。途中にはまだ雪渓が残っているところもあり、さすが3000mの高地だと思わされた。この一の越には山荘も建っていてトイレや売店があるので一休み。整備された遊歩道もここまででここからは本格的な登山道となりガレ場の道を山頂目指して登っていく。
 目の前を見上げると頂上目指して登っていく人々が小さく見える。
槍ヶ岳
 バスが終点の室堂バスターミナルのについた。靴を履き替えザックを担いでいよいよスタートである。バスはほぼ満員で山登りをするような格好の人はほぼ半分で、後は室堂付近の散策のようである。
 室堂からは雄山が真正面に見えてよく目を凝らしてみると山頂に建物らしきものが見える。山はまだ本格的な紅葉には早いがでも少しは色づいてきており、快晴の空の下雄山へ向けて出発。
 室堂から途中の一の越までの登山道はすごく整備されていて歩きやすい。まあこのあたりは登山道というより遊歩道といいたほうがいい。
 右側に浄土山を眺めながらゆったりした気分で歩を進めて行く。回りは家族連れやカップルが多く中にはハイヒールの女の子もいる。3000m級の山でこんなに気軽に来られるところはそう多くはないの。

槍沢ロッジ

室堂を出てから約2時間、ようやく雄山の頂上についた。ここには雄山神社があり登山の安全を願ってお祓いをしてもらった。今日は本当にいい天気でここ雄山山頂からみる景色も360度のパノラマで絶景である。

剱岳

 立山に登った。立山は自分の車で行ってもそんなに距離がないのでたいしたことはないが、ケーブルカーやバスに乗り換えなければならない。そこで今回は登山バスで行くことにした。登山バスなら最終の室堂まで直通で行ってくれるので便利である。室堂での時間の制約はあるが、今回は雄山の往復であるので楽勝のはずである。
 朝6時、小松駅前から登山バスにのる。立山室堂についたのは10時ごろ、バスの出発時間は3時30分。5時間30分で雄山往復を目指して出発。
雄山を降りた後、時間があったのでみくりが池から地獄谷回ってきた。ただ地獄谷は有害ガスの噴出が多いとのことで通行止めになっていた。ここからでもガスが噴出しているのが見えて硫黄のにおいが充満していた。
 また、室堂センターの中には剱岳のカニのタテバイ、ヨコバイの写真があった。いつかはこの山に挑戦したいがこんなところを本当に行けるのかと思わず見つめ込んでしまった。
いよいよ岩場の道にとりついた。ここからは道も細くなり渋滞も始る。ただ、登りと下りは別の道になっているのでまだましである。 ここまで来るとさすがにハイヒールの女の子はいないが小学生の子供を連れた家族連れも多い。子供は元気でこっちはハァハァ言いながら登っている脇を走ってすり抜けていく。うらやましいかぎりである。
 室堂へ向かうバスの中から見えた剱岳である。いつかはあの山に登りたいと思っているがこんなに近くから見るのは初めてである。
 あの山に登るには相当経験をつんだ熟練者でないと難しいといわれているが、かといって登るにはそれなりの体力もいるし、定年間近の年となれば体力のあるうちにチャレンジしたいものである。

雄山

上高地

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ガレ場の急登を慎重に登っていく。振り返って見るとさっきいた一の越の山荘が下の方に見える。だいぶ高度をかせいだのが実感できる。この辺りから今までは見上げることが多かったが見下ろすようになってきた。
室堂の方をみるとみくりが池から地獄谷のほうまで見渡せる。降りた後時間があれば行ってきたいと思う。