朝5時30分、小松を出発、北陸自動車道を富山で降り国道41号、471号と走りほうのき平駐車場に着いたのは8時30分。ここからシャトルバスに乗り乗鞍岳へ向かう。約45分で畳平バスターミナルへ着く。数十年前のあの日と違い今日はいい天気である。ただ初雪が降ったというだけあって空気はひんやりとしている。そんな中頂上目指して出発である。
剣が峰
肩の小屋から50分ぐらい登ると小高いピークについたのでここが頂上かと思い標識を見ると蚕玉岳(こだまたけ)となっている。頂上の剣が峰は向こうにみえる次のピークのようだ。
しばらく頂上にとどまり、雲が切れてこの夏に登った槍ヶ岳が見えないかと待ったが晴れそうにないので帰路に着くことにした。
乗鞍岳は手軽に登れるのでこんどこそ天気にいい日にまた登って絶景を楽しみたいと思った。
畳平
槍ヶ岳
今回は乗鞍岳である。この山は3000m級の高山であるにもかかわらず、山岳道路を走る登山バスが頂上近くまで運んでくれて、終点である畳平に降りたつとそこはもう標高2700mの地点である。ここから最高峰の剣が峰(3026m)までは片道約2.6Km、1時間半で3000m級の乗鞍岳の頂上にたつことができる。この手軽さがうけて家族連れをはじめ多くの登山客でにぎわう山である。数十年前にはこの山のスカイラインはマイカーでの乗り入れがOKであったので彼女を載せてドライブに来たけど霧だらけで何も見えなかった思い出がある。
コロナ観測所のすぐ近くまで着た。頂上までの約半分の距離だ。ここを過ぎて少し行くと肩の小屋に着いた。駐車場を出て40分ぐらいだ。
ここで一休み。
歩きやすかった道もここまでで、ここからは本格的な登山道になる。所々雪が残る登山道を多くの人々と共に登って行く。
今回のルートは左図のように登山バスの終点である畳平を起点にスタートである。写真はGoogle earthを使わせてもらったので雪山になっているが、実際はこの日に今シーズンの初雪が降ったばかりである。
畳平
頂上には思ったより多くの人で標識の横での記念撮影は順番待ちで、自然と次の人が前の人のシャッターを押してあげるようになっていた。
駐車所にあった案内板を見る。乗鞍岳の頂上、剣が峰まではここから約2.6Km、2時間くらいだ。3000m級の山の中では最も手軽に登れる山で家族連れやアベックが多く目につく。立山と似たような感じでここまで来ただけで十分山に着たという雰囲気に浸れる。
駐車場から歩き始めてふと見上げるとコロナ観測所のドームが見える。付近は今朝降った初雪で白くなっている。まだ10月初めなのに、やっぱり高い山だなと実感した。
少し行って振り返ると駐車場と鶴ヶ池が見渡せるようになった。
この辺は登山道といっても普通の車道のような感じでまだまだ余裕だ。
コロナ観測所
20分ぐらいで剣が峰の頂上についた。小さな祠や社殿、鳥居、三角とあまり広くない頂上にところ狭しと並んでいた。眺望は360度であるが相変わらず遠くは見えない。
駐車場を出るときはいい天気だったがここまでくると雲がかかったり晴れたりとはっきりしない。乗鞍岳周辺は結構見えるが、この辺から見えるはずの穂高岳や槍ヶ岳は雲に隠れて見えない。
ここで軽い昼食、お湯を沸かしてカップヌードルで腹ごしらえ。食後のコーヒーを飲んで頂上へ向けてもう一頑張り。