朝5時30分、小松を出発して2時間、車、バスと乗り継いで白山登山口の別当出合につきました。
 早朝はうす雲がかかっていたのですが、この時間になると完全な快晴になりました。去年はここでカッパデビューでしたが今年はそんな心配は全く必要ありません。天気がいいのにこしたことはありませんが、少し暑すぎると贅沢なことを言いながら頂上目指して出発です。(写真の西暦が間違って2011年になっています)

白山 2013年8月12日~8月13日

槍ヶ岳
イワギキョウ

槍沢ロッジ

夕日
 夜8時、山小屋の消灯時間。でもまだ寝られないので皆で星空の鑑賞に外へ。外へ出てビックリ。満天の空に天の川がはっきりと見える。それに流星群の到来がもう始っているらしく時々流れる星をはっきりと見ることができる。また人工衛星が夜空を横切って行くのがはっきりと見えたり、関東地方を襲っているピカピカ光る雷雲までが確認できて驚きの連続である。
 ただ、惜しむらくはみんなが持っているカメラではこの星空を撮ることができなかったことである。ここにその画像を載せられない悔しさが残ってしまう。
 お池巡りに思ったより時間がかかり夕食にギリギリだった。ビールで乾杯をして互いの健闘?をたたえる。後は今夜のペルセウス座流星群、そして明朝の御来光を拝めれば今回の登山は百点満点以上(もちろん無事下山できてのこと)。
 食事の後、夕日が見られそうなのでビールをもって外の小高い丘の上へ。多くの人が夕日を鑑賞していて、日没の後にはみんなから自然に拍手が湧きあがった。
 室堂に到着。約5時間半で登ることができた。ここで昼食と休憩をとった後、頂上の御前ヶ峰に登り、そしてお池巡りをする予定。
 昼食の弁当とお湯を沸かしてのカップヌードル。その後食後のコーヒーで一息入れる。
 受付でチェックインして荷物を寝床に置き頂上目指して出発。
 きつい登りもようやく終わり弥陀ヶ原につきました。室堂と頂上の御前ヶ峰が見えます。ここからしばらくは木道が整備されていてピクニック気分で歩けます。
 ここまでの登りで疲れた足を休め、また室堂までの最後のひと登りに備えてゆっくりと歩を進めます。
 今までの2回の歩く順番は自分は中間か最後で前の人について行くだけでしたが、今回は自分が先頭です。ついて歩くときは前が早すぎるとか、早く休憩しようとか思っていましたが、いざ自分が先頭に立って歩いてみると後ろの人のペースを思いやるより自分がばてないようにペースを保つのがやっとでした。
 別当出会いを出発して50分余りで中飯場へつきました。天気がよくてお盆休みということで多くの人が山頂を目指していて登山道はとても賑わっています。中でも子供たちが元気で山道を駆け上って行くようで親がついて行くのにやっとというような光景をよく目にしました。
 我々は自分が先頭ということもありそんなに早く歩けないのでじっくりとしたマイペースです。
 今回のルートは左図のように去年と同じく登りは砂防新道-黒ボコ岩、下りはエコーライン-砂防新道です。
 そして今年はこの図には記されていませんが3回目にして初めてお池巡りもしてきました。
ハクサンシャジン
ハクサンフウロ
ミヤマキンバイ

 白山の花々

ニッコウキスゲ
 3回目の白山である。1回目は日帰りの強行軍、2回目は2日とも嵐のような大雨。そして今年は2日とも天気がよさそうで白山の夏山を満喫できそうである。特に今回は2日目の明け方にペルセウス座流星群がピークになるとのことで満点の星空を期待している。  
 今回のメンバーも会社の仲間を中心にいつもの4名である。普段は一人で出かけることが多い山歩きですが、今回は仲間とワイワイで楽しい山旅になりそうです。
ご来光
 朝3時、ペルセウス座流星群がピークになるとのことなので再度外へ。既に多くの人が外へ出て星空を眺めている。空は昨晩と同じく雲ひとつない満天の星空で、流星が流れるたびにあちこちで歓声が上がる。30分ほどの間に自分の目に入っただけでも10個はあったと思う。
 この後、御来光を見るために身支度を整え御前ヶ峰頂上を目指す。約1時間かけて頂上にたどり着く。そのころにはもう明るくなっていて御来光を待つばかりである。昨日登った時には雲に隠れてみえなかった北アルプスの山々が雲海の上、地平の彼方にはっきりと見える。
 待つこと数十分、ついに朝日が立山と槍ヶ岳の間から顔をのぞかせた。雲海に浮かぶ山々を赤く照らしながら登っていく太陽を眺め、皆でバンザイ三唱をしてその感動の余韻にどっぷりとつかったひと時をすごした。

上高地

アオノツガザクラ
ミヤマタンポポ
ハクサントリカブト
クロユリ
クルマユリ
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 10時40分、甚之助避難小屋につきました。出発してから約3時間です。小屋の屋根越しに黒ボコ岩がみえます。あこまで辿りつけば後わずかなのですが、ここから黒ボコ岩までの間が結構きつい所です。ベンチで疲れた足を休めて難所に備えます。
 この後に控えている十二曲がりは結構急登なのですが、その周りはお花畑となっていて色々な高山植物が今を盛りと花を咲かせているはずです。きつい登りを和らげてくれる花々を楽しめるぐらいの余裕を持って行きたいものです。